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開発秘話:DVDパッケージングマシン「0.6秒(COMMA-SIX)との戦い」後編開発秘話:「0.6秒 (COMMA-SIX)との戦い」後編

 新たなる難題

岡田(仮名)
『このままでは、お客様に納品することはできないそ!』

完成間近と思われていた次世代機に、新たな問題が発生した。それは、最終工程に潜んでいた。

それは、第5工程で、オプション機能でもある
 「付属封入物(アンケートハガキやチケット等)を封入する」
プロセスであった。

ブックレット等の小冊子とは別に、アンケートハガキやクーポン券といった1枚ものの、小さな紙を封入する工程である。全ての製品に必要とされるものではない故、見過ごされていた。この工程を追加した場合、目標とする毎分/100ケースの処理は事実上不可能となってしまうのだ。汎用機としてあらゆる条件に対応できるマシンこそ、次世代機に課せられた課題であり、この改善は必至であった。

次世代機は各工程を0.6秒以内に完結する必要がある訳だが、この0.6秒に行われる工程を「封入物をケースに挿入する」段階から、細分化して検証すると以下のようになる。

工程説明

全工程をぎりぎりまで短縮化してもなお、お客様の求めるスペックに到達できない…改善すべき余地は、この封入物を入れる=0.6秒の短縮しかない。岡田は技術者として発奮した。

 常識を破る発想の転換「時間をラップさせる」

岡田は、タイムチャート(ダイアグラム)を作成し、各工程の動作時間を、カムの動きと連動させ、コンマ単位で計算した。しかし、よい結果が得られない。モーターの回転速度、カムの形状・組み合わせだけでは、どうしても時間を短縮できなかったのである。岡田は試行錯誤を繰り返した結果、ある結論にたどり着く。

『そうだ、時間を短縮するのではない、この工程そのものをなくしてしまえばいいんだ!』

DVDパッケージングマシン処理工程動画時間を短縮するのではなく、この工程そのものをなくしてしまう…岡田は、作業時間をオーバーラップさせる、すなわち封入物を入れる工程とケースを閉じる工程を、ほぼ同時進行させることを思いついたのである。具体的には、封入物を入れる工程を削除し、ケースを閉じているわずかな時間(移動時間を除いた0.35秒以内)に封入物をケース内に落とし込んでしまおう、と考えたのだ。まさに発想を転換し、まったく別の視点から考え抜いた結果であった。だが、ただ単に落とすといっても、相手は紙。速いタイミングで落とせばケース内で紙がぐちゃぐちゃに折れ曲がる危険性があり、タイミングが遅ければ、ケースが先に閉じてしまう。当然、落とす速度も綿密に計算する必要がある。

DVDパッケージングマシンKYDVD-100 岡田は、このアイデアを具体化すべく、改めてタイムチャートを作成し、何度もシミュレーションと実践をかさねた。学生時代のような単調な実験の繰り返しではない、一回一回が真剣勝負のシミュレーションである。そして、岡田は、この課題を克服し、ようやくDVDパッケージングマシン・次世代機は完成した。

こうして開発された新型DVDパッケージングマシンは「KYDVD-100」と命名され、海外を中心にそのスペック、技術力が高く評価された。

お客様が抱える課題・難題に対し果敢に挑んできた、先代から続く「チャレンジスピリッツ」は、若い技術者にも脈々と受け継がれている。岡田は今も、様々な開発に情熱を傾けている。

※登場する人物は全て仮名です


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