ストロープリケーターの仕事

最近携わってとても印象に残っている仕事に、ストローアプリケーターの開発がありました。一般にはちょっと聞きなれない言葉かもしれませんが、実は飲料の生産工程で活躍している機械なんです。具体的に言うと、無菌充填パックのコーヒー等にストローが貼り付いていますよね。この接着工程システムをストローアプリケーターと言います。私は、その改良に携わり、処理速度を向上させて、新商品の仕様(サイズや形状等)にあわせた設計に変更するプロットに参加しました。プロトタイプの完成度が高いこともあって、約1ヶ月で完成、お客様のご依頼に敏速にお応えできたと思っています。

光記録メディア/黎明期のDVD 

DVDって、市場でも京都製作所でも、花形の1つって言うところがありますね。私もその花形の開発に参加させてもらえたんです。ところがこれが、まさに難産につぐ難産、いろいろな意味で思い出になる仕事になりました。私が取り組んだのは、DVDケースフィルムアプリケーター(DVDケースのフィルム貼り機)といって、DVDケースの周りについている透明フィルムを貼り付ける工程の設計を担当しました。ロール状に巻かれたフィルムを、ケースに溶着(溶かして接着する)する仕組みなんですが、これも、プロトタイプが既にあって、当初は迅速に対処できると思っていたのですが、これが甘かった…。

DVDのケースは、仕様がまちまちで、DVD市場と同様、包装システムもまだまだ開発途上です。今回、お客様の求められるスペックが、従来機の2倍の処理速度なんで、実際に作業にかかってみて、慌てましたよ。とにかく処理速度を上げるため、ロール状フィルムの引き出し時間の短縮、そしてなにより溶着時間を速める必要がありました。溶着時間が短いとすぐ剥がれるし、温度が高すぎると強度は向上するものの、見栄えが悪くなる…錘を使った強度実験を何度も繰り返して、溶着温度、時間ともに、ようやく最適なパラメータ値を見つけることが出来ました。あの時は、本当にうれしかったですね。

入社7年間を振り返って…

DVDじゃないですが、まだまだ途上。本当に毎日が試行錯誤の繰り返しですね。ただ、苦労や苦痛と感じたことはありません。毎回取り組む課題が違うので、その度、新たな驚きや発見がありますし、何より私自身、機械づくりが大好きなんでしょうね。今年で7年目になりますから、そろそろリーダーとして設計プロジェクトを任される時期にきています。これからが正念場です。でも、変に片意地張らず、どんな困難な課題に対してもナチュラルにこなせるような技術者になりたいと思っています。


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