管理職になって現場を離れるより、ずっとエンジニアで
システムエンジニアリンググループ
ラインエンジニアリング
勤続3年
前職では管理職になるしか道がなかったから
シリンダなどを得意とするエンジニアリング会社で15年間、働きました。長く自動車エンジン・ミッションなどの組立装置の設計に携わり、技術職としては最上位の役職まで行きました。でも社内ルール上、その先には管理職しかありません。そして管理職になると開発現場から遠ざかることも、上司を見て分かっていました。管理専任なんて自分には向いていない。できればずっと現場で。そんな気持ちから転職を考えるようになりました。
「ラインエンジニアリング」という新しい仕事へ
京都製作所のことは前の会社で働いていた頃から知っていて、「面白い機械をつくってる」「いろんなことに挑戦できそう」という印象でしたね。加えて面接などの対応が迅速だったこと、私の経験を買ってくれて熱心に誘ってくれたことも好印象で、ここに決めました。入社後はシステムエンジニアリング課で、「ラインエンジニアリング」という仕事に。簡単にいうと工場のライン構築全体をマネジメントする仕事です。自社の機械を中心に、他社の機械も組込みながら、お客様のご要望を満たすラインをつくりあげていく…。前職での設計経験、協力会社への発注経験なども活かしながら、経験したことのない大型案件を楽しんでいます。
お客様や他分野の技術者との関わりが深くて心地いい
お客様との打合せから引渡しまで、すべての工程に携わります。ラインエンジニアリングの期間は平均で1年ほど、大きな案件だと2〜3年。お客様とのおつきあいは自然に深く長くなりますね。もちろん途中でタフな交渉が必要だったりもします。だからこそ完成時の達成感は格別。感謝の言葉を直接いただくことも多く、「完成を祝って食事でも」とお誘いいただくなんて他では経験できないと思います。またラインには様々な機械を組込みますので、それを設計する社内外の技術者との接点も多いですね。ただ社内では機械・電気設計を含めた技術部門が仕切りのない1フロアになっていて風通しは抜群。協力も得やすく、時には無理もいえる。とにかく仕事がしやすい環境です。
今後も現役のエンジニアとして高みを目指す
対象工場は全国各地、海外にもありますので出張は少なくありません。すでにタイでの設置を経験し、次はアメリカ出張も決まっています。入社3年になり、最近は現地を楽しむ余裕も出てきました。仕事では交渉力・調整力がさらに磨かれましたね。今後はラインのことなら何を聞かれても即答できるような「この分野のプロ」になりたいと思っています。そうなれればお客様からの信頼度も高まり、よりスムーズに仕事を進められますから。せっかく「生涯、現場で活躍できる環境」を手に入れたので、これからも技術者として上を目指していきます。