INTERVIEW

スタッフインタビュー

技術開発本部・機械設計担当

大きな失敗が、大きな成長の糧になりました

技術開発本部 機械設計担当 
京都工芸繊維大学 電子情報工学科 卒/2002年入社
 
機械設計担当

忘れられない大失敗があります。
 
私が手がけているのは「カートナー」と呼ばれる機械です。簡単にいうと食品・医薬品などの商品を、規定の数ずつ化粧箱などに詰め込む機構です。入社以来、150〜200の機械を作ってきましたが、その中で忘れられない大失敗があります。それは入社10年目の頃に担当した使い捨てコンタクトレンズのカートナー。3枚が1シートにパッケージされたコンタクトを6シート、つまり18枚を1箱に詰めるというオーダーでした。商品が小箱に入っている場合、製造ライン上を流れてくるものを一定間隔で堰き止めると、規定の数量を同じ向きに整列させることができます。通称「押せ押せ」という仕組みなのですが、私はコンタクトのシートもこれでいけると考えました。いま思うと構想が甘かったかもしれません。
 
 
 
結局、納期オーバーという最悪の結果に。
 
「押せ押せ」で6シートを堰き止めて揃え、それを上から吸い上げるようにピックアップする。試作段階では成功していたのですが、実際のラインではシート同士が重なったり、押し合って立ち上がってしまったり…。何度も調整を試みたのですが、上手くいきませんでした。結局、納期オーバーという最悪の事態に…。私たちの仕事は一人ひとりが予算や納期を任され、その中で考えうる最高の機械を作ることです。中でも予算・納期を守ることは、プロとしての最低ライン。それをやらかしてしまったワケです。最終的にはお客様に誠実に事態を説明し、納期を延ばしていただくことになり、新たな機構を考えてご満足をいただけたのですが、本当に背筋が凍るような大失敗でした。
 

 

設計図の精査
欧州に負けない機械を作りたい。
 
何度も製造現場に足を運び、製品の特性などを深く理解しなければならない。どれだけ優れた機構を考えても、予算や納期を守れなければ仕事として成り立たない。私はこの大失敗から多くのことを学びました。それと「あの時に比べれば大したことはない」と、いい意味で開き直ることができ、少々の困難や失敗には動じなくなりました。現在はメンバーの育成が仕事の半分を占めるようになりましたが、もちろん設計者としてもまだまだ成長したいと思っています。目標は欧州の主要ライバルメーカーに負けない機械を作ること。新卒で入社してもう40代になりますが、まったく飽きることのない仕事です。今後も新しいことに挑戦しつづけ、さらなる高みを目指したいと思っています。

何をやりたいか、積極的に声をあげよう。
 
私は学生時代から車やバイクが好きで、機械系の中小企業を中心に就活を進めていました。そんな中で京都製作所に決めたのは、ユニークで実用性のある機械づくりに魅力を感じたからです。1年目は研究開発課で新人教育。そして2年目からベテラン中心の実戦部隊に配属され、そこで実務を学びました。いまは教育体制もきちんと整備され、入社3〜4年は先輩のプロジェクトにメンバーとして参加し、技術を学べるようになっています。その中で皆さんには「次はコレをやりたい」という声を上げて欲しいんです。希望には応えてくれる社風です。しっかりと意志を表明し、できるだけ幅広い分野の機械を経験し、できるだけ多くの人と仕事をしてください。それが将来の財産となるはずですから。
 

STAFF INTERVIEW

スタッフインタビュー

 

 
技術開発本部・機械設計担当

技術開発本部 機械設計

ユタ州立大学大学院 機械工学部 固体力学科 卒 

米国で「京都製作所旋風」を巻き起こしたい

実は語学力を評価され、入社6年目に米国の医薬品向け大型案件を任されたことがありました。さらにその経験を買われ、今度はシカゴに赴任します。
 
技術開発本部・機械設計担当

技術開発本部 機械設計

京都工芸繊維大学 電子情報工学科 卒

大きな失敗が、大きな成長の糧になりました

何度も製造現場に足を運び、製品の特性などを深く理解しなければならない。どれだけ優れた機構を考えても、予算や納期を守れなければ仕事として成り立たない…。
 
技術開発本部・電気設計担当

技術開発本部 電気課

舞鶴工業高等専門学校 電子制御工学科 卒

高専ロボコンに夢中だった頃より毎日が充実

仕事の内容は想像通りでしたが、その面白さが想定外。ロボコンに熱中していた頃よりも充実した毎日が待っているなんて、思っていませんでした。
 
技術開発本部・部長

技術開発本部 部長

大阪工業大学 工学部 機械工学科

設備を高速かつ正確に稼動させること

京都製作所の設備で使用する新型モーションコントローラの開発を行っています。お客様の高度なご要望に応えるにはより高速かつ正確な動きを実現させる必要があります。
 
 
技術開発本部・次長

技術開発本部 次長

大阪産業大学 工学部 電気工学科 卒

機械は自分の子ども。図面は家族への手紙。

私の設計スタイルのひとつは、まず「心構え」です。一台の機械をつくり上げるには、多くの人の協力が必要です。社内の仲間、社外の部品メーカー、そしてお客様…
 
 
製造本部・製作担当

製造本部製作課

近畿大学 理工学部 機械工学科 卒

お客様の「ありがとう」を最後に独占

私は、仕事は「与えられるもの」ではなく、「自身で取り組むもの」だと思っています。そして自分で仕事の範疇を決めてしまわないようにしています。
 
 
富山営業所・所長

富山営業所 所長

京都産業大学 外国語学部 中国語学科 卒

丁寧に育て、大きく任せてくれる会社です

異なる課題やニーズに、フルオーダーメイドの機械で工場の生産性を向上させ、お客様のよりよい「モノづくり」の環境を完成させることが最大の使命です。
 
 
スタッフミーティング

先輩インタビュー集

 

京都製作所のワークスタイル

リクナビにも、多数の先輩インタビューを掲載しています。併せてご覧いただき、私たち「京都製作所」の働き方を感じ取ってください(外部リンク)。