高専ロボコンに夢中だった頃より、毎日が充実

僕のやりたい機械設計の仕事が、ここにあった。

学生時代は、「高専ロボコン」に全力を注いでいました。ロボコン部の仲間と毎年、全国大会出場を目指して難しい課題に挑戦する。それが楽しくて、とにかく夢中になっていました。だから仕事も、この延長線上で機械設計がしたいと考えていたんです。そんな時に出会ったのが京都製作所。学校での会社説明会で見た機械が、規模的に大きすぎず、それでいて複雑な機構を備えていて魅力的に映りました。さらにロボコン部の先輩が働いているということで、親近感も湧きました。ここなら自分のやりたいことができると思い、入社を決めたんです。実際、仕事の内容は想像通りでしたが、その面白さが想定外。ロボコンに熱中していた頃よりも充実した毎日が待っているなんて、思っていませんでした。
段階を踏んで経験を積むことで、順調に成長できた。
僕は入社以来、電気設計・一般グループに属しています。仕事は回路の設計やプログラミングなどです。最初の半年は研修。それからすでに京都製作所の機械を使っていただいているお客様先を訪問してのメンテナンスなどを経験。そして先輩の下についてソフトの作成を一緒に進める段階へと進みました。また、一人で仕事を任されるようになってからも、まずは既存のプログラムの修正、次にテンプレートや定型文を組み合わせての設計、最後に新規案件の設計…と徐々にステップアップ。段階を踏むように経験を積ませてもらったことで着実に成長し、いつの間にか一人で新規案件に対応できる力が身についたという感じです。
「1分間に800枚」というスピードとの勝負。

それは入社5年目に初めて一人で担当した案件で、大手日用品メーカーの仕事でした。モップの先端に付けて使う拭き掃除用のウェットシートをキレイに重ねて、何十枚かずつをパックに詰めるという機械だったんですが、問題はそのスピード。1分間に800枚を処理するという課題を与えられたんです。これまで動きの正確性を求められるようなプログラミングは経験してきましたが、そこに速さまで求められるようなケースは初体験。しかもシートが濡れているため、機械のコントロールが難しいというオマケつきでした。なんとか完成したと思えばバグが発生。そのバグをクリアしたと思ったら、また別の不具合…。これまでは1つの案件を100時間ほどで完成させるケースが多かったんですが、この仕事はのべ800時間。なんとか求められるスピードに対応し、お客様にも喜んでいただきました。
電気設計は、機械に命を吹き込む仕事だと思う。
電気設計は食品や日用品・洗剤関連の「一般グループ」、医薬品専門の「医薬グループ」などに分かれていて、それぞれ機械設計の技術者とチームを組んで仕事をします。機械づくりはまず構造や機構設計が先行し、電気設計が理想的な動きを実現するプログラムを組むという流れです。一見、受身的な仕事のように思われるかもしれませんが、決してそうではありません。機械設計の担当としっかりコミュニケーションを取り、制御という視点から積極的に情報発信やアイデア出しも行います。そうやってチームで協力して、お客様の満足度を高めていくんです。電気設計は機械に命を吹き込む仕事。僕はそう思っています。
STAFF INTERVIEW |
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スタッフインタビュー

技術開発本部 機械設計
ユタ州立大学大学院 機械工学部 固体力学科 卒
米国で「京都製作所旋風」を巻き起こしたい

技術開発本部 機械設計
京都工芸繊維大学 電子情報工学科 卒
大きな失敗が、大きな成長の糧になりました

技術開発本部 電気課
舞鶴工業高等専門学校 電子制御工学科 卒
高専ロボコンに夢中だった頃より毎日が充実

技術開発本部 部長
大阪工業大学 工学部 機械工学科
設備を高速かつ正確に稼動させること

技術開発本部 次長
大阪産業大学 工学部 電気工学科 卒
機械は自分の子ども。図面は家族への手紙。

製造本部製作課
近畿大学 理工学部 機械工学科 卒
お客様の「ありがとう」を最後に独占

研究開発グループ 機械設計
立命館大学院 理工学研究科
機械システム専攻 ロボティクスコース 卒
最優秀新人賞の受賞を将来の糧にしたい

電気設計課 食品グループ
京都工芸繊維大学 電子情報工学科 卒
キャチロボいうロボコンで運命の出会い

富山営業所 所長
京都産業大学 外国語学部 中国語学科 卒
丁寧に育て、大きく任せてくれる会社です